メニューにジャンプコンテンツにジャンプ

トップページ > 最新情報 > トピックス > 新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます

春日雅人

新年あけましておめでとうございます。今年一年の皆様方のご健康をご祈念申し上げます。

昨年は、4月には新しい2名の理事を迎え、また、研究所長、センター病院長、臨床研究センター長ならびに国立看護大学校長にも新しい方が着任し、執行部の陣容が大幅に変わりました。5月にはセンター病院の人間ドックセンターがリニューアルオープンし、8月にはダ・ヴィンチ手術を導入しました。また、10月には国際医療協力局にグローバルヘルス政策研究センターを開設しました。国府台病院では10月に市川・国府台地域医療フォーラムを、12月に国府台病院祭を開催し、地域との連携をさらに深めるなど、様々な取り組みが行われた一年でした。

本年は、まずは、センター病院における臨床ゲノム診療科を中心に、当センターにおけるゲノム医療の実装を目指したいと思います。小児神経難病ならびにがんを中心に、ゲノム情報に基づいて各個人に最適な医療を提供するプレシジョンメディシンを実践したいと思います。

現在、薬剤耐性(AMR)はわが国のみならずグローバルな問題として非常に注目されていますが、当センターにわが国を代表して「AMRに関する臨床情報センター」を設置することになりました。このセンターを中心に薬剤耐性に関する臨床情報を集約して、広く世界に情報発信をしていく予定です。あわせて、特定感染症指定医療機関として、重症患者への集中治療設備の充実をはかることになりました。また、日本の医薬品・医療機器の国際展開を促進するためのグローバル臨床研究ネットワーク拠点形成事業も臨床研究センターを中心に新しくはじまることになりました。

「グローバルヘルス」ならびに「医療の国際化」が叫ばれている今、当センターの役割は益々重要になってきていると認識しています。このためには、国際医療協力局のみならず、研究所、病院など当センターが一丸となって、国際医療協力・医療の国際展開をさらに充実・強化するべく取り組んで行きたいと思います。同時に、「国立研究開発法人」として、引き続き先端的、学際的な研究開発に積極的に取り組み、その研究成果の最大化ならびに医療への還元に努め、センター病院ならびに国府台病院では、患者さんに高度・総合的で安心・安全な医療を提供するために、全職員が日々精進する所存です。本年も引き続き、皆様の御理解と御協力を宜しくお願い申し上げます。

平成29年1月
国立研究開発法人
国立国際医療研究センター
理事長 春日 雅人