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電子ジャーナル注意事項
いつも図書館をご利用いただきありがとうございます。
皆様に活用いただいている電子ジャーナルですが、出版社との契約において守らなければならない事項が定められています。
出版社によって細かい内容は異なりますが、一般的に次の行為については厳しく禁止されています。
注意事項
必ず下記事項を読み、厳守ください!
- 個人利用以外の目的で使うこと
- 営利・非営利を問わず複製・再配布すること
- 著作権を侵害すること
- 文書や画像等を自動的、または組織的にダウンロードをしたり、印刷をすること。または、個人利用の範囲を超えた大量のダウンロード。
- 研究・学習を目的とした利用に限り、データの表示、ダウンロード、印刷が認められます。
- 一冊全部や特定の雑誌のみを目的とした大量のダウンロードやプリントアウトは認められません。
- 【重要】必要な論文のみ本文にアクセスしてください。「ダウンロード=ローカル保存や印刷」ではありません。PDFやHTML本文を表示しただけで、システム上ではダウンロードとみなされます。「とりあえず気になった記事のPDFや本文を手当たり次第に表示する」ことを繰り返した場合、閲覧したすべてを保存や印刷していなくても大量ダウンロードが行われたと判断されます。
故意でなくとも大量ダウンロード行為に該当する場合がありますのでご注意ください。 - 契約に違反する利用があった場合、それが一個人の行為であったとしても、当センターからのアクセスがすべて停止されることがあります。
これらの注意事項を守ってご利用いただけますようお願いします。
不正アクセスの事例
上記注意事項内の【重要】にもあるように、常識の範囲内で利用したつもりでも不正アクセスとみなされてしまい、一時的にアクセスがブロックされた事例がございます。
【メディカルオンライン】 電子ジャーナルへの不正アクセスの報告
2022年2月18日発生のケース
2022年2月18日の利用において、禁止されている「特定雑誌の大量ダウンロード」のアクセス記録が発覚しました。
2種の該当ジャーナルに対し、約5時間の間に計200件以上のダウンロードが行われていました。
この不正アクセスを行った端末は一定時間の閲覧ブロック状態となりましたが、現在は解除されています。
2018年2月~4月発生のケース
2018年2月3日から4月8日の利用において、禁止されている「特定雑誌の大量ダウンロード」のアクセス記録が発覚しました。
同一ジャーナルに対し、「数分間のアクセスで10件前後のダウンロード」が2か月にわたって数日おきに繰り返されていました。
【New England Journal of Medicine】電子ジャーナルへの不正アクセスの報告
2024年1月31日発生のケース
2024年1月31日の利用において、「短時間に200件以上のダウンロード」のアクセスが記録されました。
この不正アクセスが発生したIPアドレスからジャーナルHPへのアクセスが一時的にブロックされました。
これらのケースを踏まえると
いずれも「学習・研鑽等のために特定のジャーナルを積極的に利用」していただけでしたが、短時間における過剰な件数のアクセスまたは長期間にわたる特定の雑誌からのダウンロードであったために、
出版社の監視システムに引っかかり、不正アクセスを疑われ自動的にアクセスを遮断されたと思われます。
このように、悪意のない利用であるにもかかわらず機械的に不正アクセスと判断されるケースがあるため、利用時には十分ご注意いただきたくお願いいたします。
特に下記のようなケースにおいて不正アクセスが疑われるようです。※出版社によって判断基準は異なり、あくまで目安です。
短時間に何百件ものダウンロードを行う
こちらのケースが多いです。フルテキストページやPDFを開いただけでもシステム上ではダウンロードとみなされるため、注意してください。
「短時間」がさす範囲は十数分のこともあれば、数時間のこともあります。
いずれにせよ、むやみにフルテキストページやPDFを開かず、アブストラクト・抄録を確認してから必要なもののみ開くようにしてください。
「あとでまとめ読みするためにPDFを大量にダウンロードする」ような場合、それが手動であっても「実際に1本1本の論文を読んでいるとは思えないスピード」でのダウンロードが何十件何百件と連続すると、不正なアクセスと判断されやすくなります。時間をおいてダウンロードするか、一度に行う件数を抑えるなど注意しながらご利用ください。
長期的に特定の雑誌からダウンロードを続ける
こちらはメディカルオンラインであった事例ですが、一度の件数が少なくても長期的に同じ雑誌からダウンロードしていると、結果的に大量ダウンロードとみなされることがあります(2018年2月~4月発生のケース参照)。
まとめ
- 電子ジャーナルの大量ダウンロードは禁止されております。一個人の行為により、全職員の不利益を生じる結果となります。
- このようなアクセスが続く場合、一時的に利用が停止されることがあります。
- 意図的でなくとも不正アクセスと判断される場合もあるので、上記の注意事項を再確認の上、適切な利用をお願いします。
- 当館利用者が不正な利用を行ったために、提供元よりセンター全体の電子ジャーナルの利用を停止する・法的処置をとる等のペナルティを科せられることがあります。図書館はその不正利用者に対して相応の対応を求めることがあります。
- 電子ジャーナルの利用は、当センター職員および特に許可された方(連係医、診療登録医など)に限ります。
- アクセスできない、利用方法が分からないなど、不都合のある場合は図書館(内線3263またはlibrary★hosp.ncgm.go.jp ★→@)へご連絡ください。
- 無料で全文閲覧できる雑誌は、出版社の都合によってアクセスできなくなる場合があります。
補足:電子ジャーナルとは
- ネットワークなどを経由して、コンピュータの画面のオンライン上で閲覧できる雑誌のことを「電子ジャーナル(Electronic Journal=EJ、あるいはOnline Journal)」と呼びます。
- プリント版には掲載されない論文を電子ジャーナルとして発表する雑誌もあります。