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国際英文ジャーナル「Global Health & Medicine」最新号(Vol. 7, No. 3, June 2025)が発行されました

2025年7月1日
国立健康危機管理研究機構
臨床研究センター
グローバルヘルス&メディスン室


国立研究開発法人国際医療研究センター (NCGM) が2019年10月に創刊し、国立健康危機管理研究機構 (JIHS) が機関誌として発行する英文学術誌、「Global Health & Medicine (GHM)」の最新号 (Vol. 7, No. 3, June 2025) がこの度発行・公開されました。

今号は、多国籍な執筆陣による幅広い分野からの研究をお届けします。中国からは若者の影響力に対する電子タバコの政策、都市公衆衛生管理における緊急時の対応力の指標の構築と活用、天然薬創製のための有望な糖尿病モデルとしてのカイコ、2030年までの予測を含む2021年の世界的な疾病負荷分析による膵炎負荷の世界的な健康格差の逆転、8年分の中高齢者の抑うつ症状と慢性疾患の経過と予測因子の軌道解析、ベトナムからは限られた資源状況下での分散型治療と併せた集中的な抗HIV-1薬剤耐性検査のパイロットモデルの取り組み、日本からはB型肝炎ウイルス感染リスクの高い集団を特定するための地域別評価の有用性、EVTまたは静脈内rt-PA療法を受けた脳卒中患者の術数と術後30日での死亡率との関連性、病院から精神科の訪問看護師への患者情報引き継ぎの十分性評価の全国横断調査、質問票を介した大阪の複数の周産期センターの助産師・看護師の外国人妊産婦の看護に対する気持ちの要因調査、の全10本の興味深い論文を紹介しています。

新たにJIHSとしての船出を果たした当機構は、「感染症その他の疾患に関する調査・研究の実施や医療の提供を通じて安心できる社会の実現に貢献する」を常に念頭に、「世界トップレベルの感染症対策を牽引する『感染症総合サイエンスセンター』として、基礎、臨床、疫学、公衆衛生、社会科学にわたるすべての領域研究を統合的に推進し、臨床・研究の両側面から得られた知見の共有の場として、また内外の研究者らに研究成果発表の場を提供する「GHM」は、今後も信頼できる情報を迅速かつ広範に発信し、国際社会における医療と健康の課題克服に貢献して参ります。

GHM掲載された論文はWeb of Science Core Collection、PubMed/PMC、Scopusにも収録・掲載されており、検索が可能ですのでぜひご覧ください。なお、最新のインパクトファクター1.4、CiteScoreは3.1となっています。
今後も隔月の発行を予定しております。

Current Issue: https://www.globalhealthmedicine.com/?issues=2025%2C3
Whole Issue (PDF): https://www.globalhealthmedicine.com/site/archives.html
PubMed: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/?term=%22Glob+Health+Med%22%5Bjour%5D&sort=date

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