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国際英文ジャーナル「Global Health & Medicine」の最新号(2024 April Vol.6, No.2)が発行・公開されました。

2024年4月30日
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
臨床研究センター
グローバルヘルス&メディスン室

国立研究開発法人国際医療研究センター(NCGM)が発行しております英文学術誌、「Global Health & Medicine(GHM)」の最新号(2024 April Vol.6, No.2)がこの度発行・公開されました。

今号では、海外との共同研究の成果として、モンゴルにおけるB型肝炎表面抗原患者におけるD型肝炎の有病率、特徴、ウイルス学的相関についてや、カンボジアの公共部門の医療従事者におけるB型肝炎およびC型肝炎の知識、態度、実践、有病率、さらにはB型肝炎ワクチン接種率について掲載しています。また、2019年から2022年までのベトナム北部の抗レトロウイルス治療歴のない患者における伝染性薬剤耐性の有病率とHIV-1の系統解析についても報告しています。さらに、うつ症状を伴う高齢のパーキンソン病患者の前頭前野における安静時機能的接続性の低下と脳ネットワーク異常、不妊患者の看護に対する患者満足度アンケート調査、そして新型コロナウイルス感染症関連のメンタルヘルス問題を管理するために「ポジティブな感情、関与、関係、意味、達成(PERMA)」ベースのアプローチを適用する提案なども含まれています。国内からは、細胞培養ベースの季節性インフルエンザワクチン製造プロセスにおける開発と現在の課題、血友病の有無にかかわらず、HIV-1とともに生きる日本人における冠動脈狭窄、産褥期の外陰痛を軽減する補助具の開発、未来に向けた危機管理に関する論文が掲載されています。合わせて、10本の論文をご紹介しています。

NCGMが誇る臨床・研究の両側面から得られた知見の共有の場として、また内外の研究者らに研究成果発表の場を提供する「GHM」は、今後も信頼できる情報を迅速かつ広範に発信し、国際社会における医療と健康の課題克服に貢献してまいります。

GHMは2023年6月にインパクトファクター(Impact Factor)2.6が付与され、掲載された論文はWeb of Science Core Collectionおよび、PubMed/PMCにも収録・掲載されており、検索が可能ですのでぜひご覧ください。今後も2カ月に1回の発行を予定しております。

Current Issue: https://www.globalhealthmedicine.com/?issues=2024%2C2
Whole Issue (PDF): https://www.globalhealthmedicine.com/site/archives.html
PubMed:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/?term=%22Glob+Health+Med%22%5Bjour%5D&sort=date

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