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国際英文ジャーナル「Global Health & Medicine」最新号(Vol. 7, No. 2, April 2025)が発行されました
2025年5月8日
国立健康危機管理研究機構
臨床研究センター
グローバルヘルス&メディスン室
国立研究開発法人国際医療研究センター (NCGM) が2019年10月に創刊し、今回から国立健康危機管理研究機構 (JIHS) が機関誌として発行する英文学術誌、「Global Health & Medicine (GHM)」の最新号 (Vol. 7, No. 2, April 2025) がこの度発行・公開されました。
JIHSとして記念すべき第1号となる今号では、Global Perspectives on Health Security and Infectious Diseasesというテーマの下、新機構の設立の背景、国⽴感染症研究所の感染症に対するJIHSの緊急対応能⼒に関する展望、国⽴看護⼤学校の次のパンデミックに向けた看護専⾨家の能⼒開発、国際医療協⼒局のパンデミックの予防、準備、対応におけるグローバルガバナンス、能⼒、保健システムへのインパクト、臨床研究センターの東京におけるSARS-CoV-2変異株の⼤規模スクリーニングの縦断調査結果、東京大学の未来のパンデミックと国際的な公衆衛⽣緊急事態に備えるためのWHOメカニズムが⽇本のアクセス及び利益配分政策に与える影響、次のパンデミックに対する臨床的考察、といった国内からの報告に加え、トロント⼤学の⽇本での将来の感染症緊急事態に備えた臨床試験エコシステムの構築⽅法、上海CDCの都市のマルチハザードシナリオ下における公衆衛⽣迅速対応チームのレジリエンス構築、韓国CDCのグローバルな健康安全保障の観点からの国立機関の設⽴の影響、ハーバード⼤学のパンデミック政策のための保健システム分析など、世界中の研究者たちから当機構への期待が寄せられた全14本の興味深い論文が紹介されています。
新たにJIHSとしての船出を果たした当機構は、「感染症その他の疾患に関する調査・研究の実施や医療の提供を通じて安心できる社会の実現に貢献する」を常に念頭に、「世界トップレベルの感染症対策を牽引する『感染症総合サイエンスセンター』として、基礎、臨床、疫学、公衆衛生、社会科学にわたるすべての領域研究を統合的に推進し、臨床・研究の両側面から得られた知見の共有の場として、また内外の研究者らに研究成果発表の場を提供する「GHM」は、今後も信頼できる情報を迅速かつ広範に発信し、国際社会における医療と健康の課題克服に貢献して参ります。
GHMは2023年6月にインパクトファクターが付与され、掲載された論文はWeb of Science Core Collectionおよび、PubMed/PMCにも収録・掲載されており、検索が可能ですのでぜひご覧ください。今後も隔月の発行を予定しております。
Whole Issue (PDF): https://www.globalhealthmedicine.com/site/archives.html
PubMed: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/?term=%22Glob+Health+Med%22%5Bjour%5D&sort=date