我が国の現状および将来において、特に大都市部では、住民に取りこぼしのない救急医療を供給するためには、総合救急初期診療(北米型救急)とクリティカルケアー(日本型救命救急)の能力を兼ね備える救急科専門医が、数多く必要であり、こういった職務能力(コンピテンシー)がある救急科専門医を養成することが、本プログラムの目的である。
独立行政法人 国立国際医療研究センター病院 救急科/救命救急センターは年間約10000件もの救急搬送患者を受け入れており、研修において十分な患者数が確保されている。
また、その内約11〜14%%が重症の3次救急患者であるとともに、高度な総合医療を必要とする2次救急患者(東京都ではこのような救急患者に対する医療が的確に行える総合病院が数少ない)にも数多く対応しており、様々な重症度や傷病を経験することができる。
本救急科は、救急外来の初期診療のみではなく、救命救急センター(30床)にて主に急性外因性患者を治療している。さらに、on-the-job並びにoff-the-jobの教育活動や臨床研究においても我が国をリードする存在である。
よって本救急科は、先に述べた救急科専門医の養成施設としても、様々な点で大変適している。
プログラム終了時に、救急医学会の救急科専門医申請の条件を満たすことが第一の目標であるため、研修期間は、救急科専門医の申請が可能となる、3年間を最短としている。
条件が整えば、当センター国府台病院や国立ハンセン療養所、海外拠点病院での研修などに、ローテーション期間を長くすることも可能で、その際には研修期間を延長することができる。
本プログラムでは、以下の職務能力(コンピテンシー)に主眼をおいている。
・ 様々な疾患や重症度の救急患者に対応し、リーダーとして診療の実践・指導ができる。
・ 救命に関するOff the Job Training courseの指導を幅広く行える。
・ 救急初療学・外傷学・集中治療学・災害医療などの専門的知識と技能、研究能力がある。
・ 国際医療協力の基礎知識と現地経験がある。
応募資格: 日本救急医学会会員もしくは入会予定者(採用決定直後でも可)
定員:6名 面接および口頭試問にて採用を決定
独立行政法人 国立国際医療研究センター病院 救急科/救命救急センター
〒162-8655 東京都新宿区戸山1-21-1
TEL:03-3202-7181 FAX:03-3207-1038
救命救急センター長/救急総合診療部門長 木村昭夫 Email: akimura@hosp.ncgm.go.jp