救急科の活動

 Off the Job Trainingとしては、全国に先駆けWhole task simulatorを導入し、OSCE形式の教育も開始しました。平成14年6月より、毎月1回施設内医療従事者を対象にImmediate cardiac life support (ICLS)コースを開催しています。また新宿区救急業務連絡協議会や新宿区医師会と共に、受講者の対象を新宿区全体に広げたICLSコースも開始しています。

シュミレーション

 Japan advanced trauma care and evaluation (JATEC)の指導者養成コースが、全国にさきがけて当施設において開かれ、現在では本研修コースを月に一回定点開催しています。

 卒後初期研修では、「社会のニーズに対応して多種多様な救急患者の診療に携わる態度並びにpreventable death & disabilityを回避するのに必要な認知力と診療技術を習得する」ことを一般教育目標とし、「救急患者の生命徴候を適確に把握し呼吸循環の安定化を行える」能力、「一見軽症に見えて実は重篤である症例を見落とさない」能力を見につけることを個別行動目標として設定しています。上記目標を達成するための方略として、日々の問題解決型症例カンファレンス、文献的根拠や標準ガイドラインに基づくフィードバック、経験した症例に関連したスモールレクチャーなどを行っています。また抄読会や臨床研究発表にも力を注ぎ、研修医からは高く評価されています。

 3年目以上の後期研修では、救急科専門医の資格申請条件を満たすことが最終目標であり、「救急診療のチームリーダーとして実践・指導できる」、「臨床研究・論文作成が行える」、「救命に関する Off the Job Training courseの指導を幅広く行える」および「外傷学、中毒学、災害医学の専門的知識・技術がある」ことを個別行動目標として掲げています。また国立成育医療センターでの研修、臨床疫学研修、国際医療協力や当施設への海外拠点病院への短期留学も希望により可能であり、条件が整えば厚生労働医療技官への道も開かれています。

 阪神淡路大震災に哀悼の念を表し、毎年1月に大規模な災害訓練を行っています。当初は模擬患者によるトリアージ訓練が主体でしたが、近年は、エマルゴによる机上訓練も導入し、本部機能や病棟や手術室などの管理もシミュレーションしています。また急性期にDisaster medical assistance team(DMAT)に参加していくことはもとより、亜急性期の災害援助の在り方についてもマニュアルを作成しています。

 これまで国際災害支援のためエルサルバドル、アルジェリアやヴェネゼーラにも当救急科から医師が派遣されました。またこの度の中越地震やスマトラ沖地震津波災害に際しても、災害支援活動に医師並びに看護師を積極的に派遣しました。さらに当施設の国際医療協力局派遣協力課と協力し、数ヶ月後に事後調査も行いました。

 国際医療協力では、平成 12年よりヴェトナム社会主義共和国ハノイ市にある国立バクマイ病院の救急科設立に深く関与し、適正技術移転・カウンターパート研修に貢献しました。さらに平成15年度からは、JICAのヴェトナム北部ホアビン省保健医サービス療強化プロジェクトにも参加し、救急・外傷診療のリファラルシステムの構築を手がけています。     

ベトナムICLS     


お問い合わせ・連絡先

独立行政法人 国立国際医療研究センター病院 救急科/救命救急センター
〒162-8655  東京都新宿区戸山1-21-1
TEL:03-3202-7181   FAX:03-3207-1038
救命救急センター長/救急総合診療部門長 木村昭夫 Email: akimura@hosp.ncgm.go.jp

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Department of Emergency medicine & Traumatology, NCGM Site MENU

Written by hagi. 2009/6/1           Copyright (C) MetalTmpl008 All Rights Reserved.