主な疾患と診療実績

COPD

 COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入暴露することで生じた肺の炎症性疾患です。40歳以上で喫煙歴の長い方で、坂道や階段を昇る時に息苦しさを感じ、咳や痰がでる場合はCOPDがあるかもしれません。空気の通り道である気管支やその先にある肺胞に炎症があり、ゆっくり壊れてしまった結果、肺機能が低下する病気です。また、全身性炎症、栄養障害、骨格筋機能障害、心血管疾患、骨粗鬆症、抑うつなどの全身併存症もしばしばみられます。第一の治療は禁煙です。ほとんどの方にとって禁煙は容易ではありませんが、当センターでは生活習慣病外来の一部として「禁煙外来」を併設しており、ここで禁煙の支援をしています。また急性増悪を予防する目的でインフルエンザや肺炎球菌のワクチン接種もお勧めしています。第二の治療は気管支拡張薬を中心とした薬物療法です。第三に生活の質の向上を目指して、呼吸リハビリテーションや在宅酸素療法を導入したりします。また、食事が十分取れない方には、栄養補助食品の紹介や栄養士による指導を行い、栄養状態の改善に努めています。

 

診療実績

 COPDは喫煙による生活習慣病の1つと考えられ、禁煙指導、ワクチン接種、薬物療法のほか、包括的呼吸リハビリテーションや栄養療法も積極的に実施しています。COPDによる入院患者数は08年度で82名であり、急性増悪に対する対応、在宅酸素療法(HOT)、非侵襲的陽圧換気療法(人工呼吸)も通常の診療として行っています。HOT施行患者は100名を超えていますが、その基礎疾患で最も多いのがCOPDです。

 

 

 

 

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