レジデント案内
呼吸器科レジデントプログラムの特徴
呼吸器科レジデント研修では、呼吸器領域のいかなる疾患に対しても適切な対応ができる、リーダーシップを発揮できる呼吸器専門医の育成を目的としています。当センター呼吸器科の特徴の1つは、入院患者数が平均110から120名(うち結核は約35名)と症例が豊富なこと、しかも、大学病院のように肺癌ばかりということはなく、肺感染症、喘息、COPD、間質性肺炎、呼吸不全をはじめ稀少肺疾患にいたるまで多彩な症例を経験できることです。そして、その指導医として喘息・アレルギー、肺癌、肺感染症、結核など各分野のサブスペシャリティーを持つ専門家を揃えており、3年間の研修後はどこにいっても通用するような呼吸器臨床医を育成するプログラムを用意しています。気管支内視鏡検査や胸腔持続ドレナージ、人工呼吸管理などの正しい診療技術の習得にも適した施設であると言えましょう。さらに、結核病棟を有し、様々な結核患者の診療を実際に経験できることは、呼吸器専門医を目指すものにとって大きな魅力と思われます。
呼吸器科に紹介されてくる「結核の疑い」患者は決して結核ばかりでなく、迅速かつ的確に鑑別診断ができるようになるのもレジデント研修の一環です。当センター呼吸器科は日本呼吸器学会、アレルギー学会、呼吸器内視鏡学会、臨床腫瘍学会の認定施設であり、呼吸器科レジデントカリキュラムに基づく臨床経験や技量の習得は、それぞれの専門医受験資格取得に必要な臨床研修年、症例数としてカウントされることになります。
さて、呼吸器の日常臨床を経験していく中、そこから得られる問題点を明らかにするために、呼吸器科ではさまざまな臨床研究が企画され、進行しています。レジデントはそれぞれが興味のある研究テーマをみつけ、できるだけ研究に参加する、あるいは自分で企画・申請・実行することを推奨しています。臨床研究の内容によっては研究所との連携が不可欠なテーマもあり、研究所の各部署とのつながりを強化しています。そのほか、国際疾病センターにおける幅広い感染症に関する研修や国際医療協力研修(海外研修を含む)などに参加することも可能です。
以上のように呼吸器科レジデント研修には夢と希望があり、やる気があればいくらでも自身を磨き、伸ばすことができる研修環境と言えましょう。現在、全国各地から集まってきたレジデント達は切磋琢磨しながらも活気に溢れ、楽しい雰囲気のなか研修に励んでいます。そして、レジデント研修修了者の多くは当院あるいは全国の呼吸器基幹病院において指導的な立場で活躍しています。呼吸器科レジデント研修にご興味のある先生は、いつでもご連絡をしてください。お待ちしております。
呼吸器科医長 小林信之
