メニューにジャンプコンテンツにジャンプ

トップページ > 診療科・部門 > 診療科(内科系) > 放射線核医学科 > 人間ドック

人間ドック

PETがん検診について

私たちは、人間ドックのオプション検査として、PET検査を実施しております。PET検査では、頭から大腿部までの全身を撮影し、悪性腫瘍などの病気がないかどうか、一回の検査で調べることができます。このため、膵臓や甲状腺、など通常の検査では調べない部位のがんを検出することができます。
しかし、PETには苦手なことがあります。PET検査では、早期胃癌は診断できません。前立腺癌を見つけるのも苦手です。胃癌の診断には胃カメラが最も優れています。前立腺癌をみつけるにはPSAという血液検査が優れています。PET検査だけでなく、いくつもの検査を組み合わせることにより、がんの早期発見が可能になります。

人間ドック オプション検査 ポジトロン断層(PET)検査について

PET検査とは

  • 18Fフルオロデオキシグルコース(FDG)というブドウ糖代謝の指標となる放射性薬剤を注射し、ポジトロン断層(Positron emission tomography; PET)装置で撮影し画像にします。ブドウ糖代謝の盛んな腫瘍の診断や脳・心臓などの機能診断ができます。
  • 頭から大腿部まで一度に撮影し、全身の病巣診断ができる精度の高い検査です。種々の癌の診断が可能ですが、胃癌・前立腺癌・腎癌・膀胱癌などは診断できないことがあり、別の検査が必要になります。
  • フッ素18は半減期110分と寿命の短い放射性同位元素です。放射線被曝は微量で障害はありません。微量の薬剤を使うため、アレルギーなど副作用のない非常に安全な検査です。この検査では、寿命の短い薬剤FDGを院内で製造し、検定し注射します。

検査前の注意事項

  • ブドウ糖の代謝状態を正しく診断するために、検査の前5~6時間は絶食をお願いいたします。
  • コーラ・ジュース・スポーツドリンクなど砂糖の入った飲物や菓子などを飲食しないでください。
    ガムも禁止です。砂糖の入っていない緑茶、ウーロン茶、水などは自由に飲んでください。
  • 糖尿病あるいは血糖値の高い方は申し出てください。検査に支障がある場合があります。
  • ごく最近に、胃や腸のバリウム検査を行った方は申し出てください。検査に支障がある場合があります。
  • 心臓ペースメーカー・インスリンポンプを体に入れている方は申し出てください。安全確認が必要です。

検査方法

  • 薬剤(FDG)を静脈注射します。血糖値の測定も行います。
  • 体内の薬剤が撮影に適した状態になるまで1時間から1.5時間、静かに待ちます。読書は構いません。
  • 薬剤は尿に排泄されるため、トイレで排尿した後に撮影します。尿排泄を増やし、きれいな画像で撮影するために、注射の前後に水(お茶でも良い)を飲んでいただきます。
  • 機械のベッドに寝ていただき30分くらい撮影します。待ち時間も含め、約2時間かかります。

検査料金

人間ドックのオプション検査の場合は、オプションのPET検査の料金は10万円(税抜)です。(人間ドックセンター・ホームページ料金表をご参照ください。)

お申し込み方法

日帰りドックまたは泊ドックお申し込みの際にお受けいたします。日帰りドック、泊ドック(1泊2日)の場合、PET検査はドック日とは別の日になりますのであらかじめご了承ください。2泊3日以上の泊ドックではドック期間中に検査可能です。

申し込み先:人間ドック予約受付
電話番号:03-3202-8007

詳細は当院の、人間ドックセンターのホームページをご覧ください。

  • デザイン有PET/CT(GE社製)
  • デザインなしPET/CT(シーメンス社製)