1)核医学検査室の経過
当院のPET検査の歴史は、1980年当院の前身の国立中野療養所にさかのぼります。1993年現在の病院に統合・移転後PETは1995年に再開されています。2003 年に窪田が着任し2005年より新しいPET-CT、SPECTが稼働し、待機室の整備など施設を改修しました。2008年より新しい癌の骨転移の疼痛緩和治療、ストロンチウム89(メタストロン)の内用療法を始めました。2010年より血液内科と共同で悪性リンパ腫の新しい核医学治療、イットリウム90標識抗CD20モノクローナル抗体(ゼヴァリン)治療を開始しました。2011年はサイクロトロンの改修とPET-CTの増設、新たなSPECT/CTの設置が行われました。
2)診療の特徴
当院の総合病院としての各診療科の充実した診療、強力な救急部や感染症の診療を背景に、心臓・脳・腫瘍その他はば広い分野の急性期疾患を含む、多彩な疾患の検査が当核医学科の特徴です。検査待ち時間の短縮には努力しておりますが、シンチ検査で2ー3日、PET検査で通常1週間から10日、緊急では1-2日です。
"私たちは、最先端の知識と技術で、病める方のために何ができるかをいつも考えております。" を推進するために、18F-FDG-PET、11CメチオニンPET、11CコリンPETなどのPET検査、種々のシンチ検査を、速やかに実施して臨床各科の要請に応えると共に、さまざまな臨床研究を実施しています。新規薬剤の研究では、東京都健康長寿医療センター研究所と共同研究を実施しています。2010年PETでは新たに、11C-PiB(アルツハイマー病の診断), 11Cthiothymidine(DNA合成の診断)の臨床研究を開始しました。SPECTでは99mTc-Aprotinine(全身アミロイドーシスの診断)の臨床研究を開始しています。
3)年度ごとの全検査件数

| 年度 | PET | シンチ検査 | 合計 |
| 10 | 441 | 2246 | 2687 |
| 11 | 559 | 2246 | 2805 |
| 12 | 544 | 2374 | 2918 |
| 13 | 594 | 2540 | 3134 |
| 14 | 563 | 3058 | 3621 |
| 15 | 658 | 2846 | 3504 |
| 16 | 867 | 2611 | 3478 |
| 17 | 891 | 3046 | 3937 |
| 18 | 1589 | 2690 | 4279 |
| 19 | 2006 | 2590 | 4596 |
| 20 | 1938 | 2519 | 4457 |
| 21 | 1900 | 2513 | 4413 |
| 22 | 2136 | 2415 | 4551 |
4)11CメチオニンPET検査の実績
11CメチオニンPETは、主に脳腫瘍の診断、治療後の放射線壊死と再発の鑑別診断のために使用しております。他院からの検査依頼は、自由診療としてお引き受けしております(5万円)。

| 年度 | メチオニンPET検査 |
| 18 | 10 |
| 19 | 57 |
| 20 | 131 |
| 21 | 162 |
| 22 | 230 |










