学会発表
9.5〜9.9 2004
第64回 FIP (国際薬剤師・薬学会議) 参加報告 in New Orleans
独立行政法人国立国際医療研究センター 治験管理室
はじめに

2004年9月4日から9日までアメリカ、ニューオリンズにて64th Congress of FIPが開催された。『The Patient And The Pharmacist The Heart Of The New Healthcare Team』をテーマとした今回の学会には、世界95カ国から約2,000名の薬剤師や薬学研究者が参加した。「新しい薬物治療」・「患者と薬剤師の関係」・「新しい技術の効果」・「患者知識の上昇」・「経営への役割」など様々な問題をテーマとしたシンポジウムが開かれ、活発な討論がなされた。
また学会は10セクション(Academic Pharmacy Section, Administrative Pharmacy Section, Clinical Biology Section, Community Pharmacy Section, Hospital Pharmacy Section, Industrial Pharmacy Section, Laboratories and Medicines Control Services Section, Military and Emergency Pharmacy Section, Pharmacy Information Section, Working Group on the
History of Pharmacy)に分かれており、それぞれの部門おいてシンポジウム、ポスター発表が行われた。




会場となったアメリカ南部の都市、ニューオリンズ 第64回国際薬剤師・薬学会議の概要

今回の会議では、全体で45のシンポジウム、150のプレゼンテーション、252のポスター発表があり、治験に関連したテーマは、Industrial Pharmacy Sectionにおいて、International Harmonization Clinical Trials についてのシンポジウムが行われていた。2004年5月1日から施行された EU Clinical Trial Directive に関して、製薬企業、規制当局、さらに米国からのシンポジストも交え、今後の展望及び現状の問題点など活溌な意見の交換が行われていた。

会場となったアメリカ南部の都市、ニューオリンズ




ポスター発表

ポスター発表はSectionにより、5・6日、7・8日の2日間に分かれて行われた。
私が発表した Hospital Pharmacy Sectionは7・8日に行われ、米国をはじめ18カ国から71演題(日本から11演題)のポスター発表が行われた。
発表内容は、「病棟における薬剤師の活動」・「リスクマネージメントを考慮した調剤方法」・「調剤の自動化」など病院薬剤師の身近な活動をテーマとした発表が多く見られた。また臨床薬理学的研究においては興味深い発表も行われており、今年は、台湾からSARS感染における病棟薬剤師の活動など話題性のある発表も見られた。
残念ながら私以外で治験に関係したポスター発表は見られず、各国の病院での治験状況を伺い知ることは出来なかった。
治験管理室から「独立行政法人国立国際医療研究センターにおける治験普及啓発活動」を、薬剤部からは「特定生物製剤のバーコード管理」を発表した。「独立行政法人国立国際医療研究センターにおける治験普及啓発活動」においては、治験管理室立ち上げより、現在まで行ってきた以下のような治験の普及啓発活動の内容を紹介し、日本における治験に対する認識が、着実に広がりを示していることを紹介した。

ポスター紹介ページへポスターの前に立つ筆者

1. 小冊子「治験ニュース」「くすりと治験」の作成
2. ホームページの作成
3. プラズマディスプレイによる院内放映
4. ポスターの掲示等




おわりに

今回のポスター発表を通し、独立行政法人国立国際医療研究センターにおける治験事情や治験普及啓発活動の重要性について、海外の薬剤師に理解していただけたのではないかと思った。今後は更にポスターだけでなく、デスカッションできる程度の語学力を付け、日本の薬剤師の臨床研究における役割を報告していきたいと感じている。

その他、学会会場外においては、ニューオリンズならではの本場のジャズ演奏やケイジャン料理、ミシシッピ川を遊覧するナッチェス号によるランチクルーズなどを堪能し、米国南部のすばらしさを十分を満喫できたと思う。

シンポジウム会場入口にて

シンポジウム会場入口にて








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 独立行政法人国立国際医療研究センター/治験管理室 National Center for Global Health and Medicine / Clinical Trial Management Office

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