学会発表
9.18〜9.21 2003 in Rancho Mirage
SoCRA 12th Annual Conference Clinical Trials Innovations and Strategies参加報告
独立行政法人国立国際医療研究センター 治験管理室
はじめに

2003年9月18日(木)〜21日(日)の4日間米国で開催された第12回SoCRA年会に治験管理室次長岡崎修医長、治験事務局長和泉啓司郎副薬剤部長、治験管理室専任治験コーディネーター児島里美副看護師長の三名が参加した。SoCRA(Society of Clinical Research Associates)は米国で臨床研究専門職認定を実施している非営利団体で、継続的な教育を提供している。そのプログラムのひとつである年会に参加し教育活動の実際を見てきた。
年会はカルフォルニア州Rancho MirageのRancho Las Palmas Marriott Resortを会場に米国、カナダの会員を中心に約600名が集まり、日本からも7名が参加して開催された。ポスター発表は31演題、SMOなど企業からの展示も約30あった。




セミナー&セッション
imcjから参加した治験管理室のスタッフ 活発な質疑応答が行なわれたセミナー

imcjから参加した治験管理室のスタッフ

活発な質疑応答が行なわれたセミナー

18日のプレカンファレンスセミナーでは「FDA監査準備」「IRB規則、手段、手順」「プロジェクトマネージメント」「リサーチコーディネーター ワークショップ」の4セッションが開かれ、私は「リサーチコーディネーター ワークショップ」に参加した。講義は新人コーディネーターを対象とした内容で「臨床試験で用いられる専門用語解説」「CRCの役割・業務」などが説明された。参加者は講義途中でも活発な質疑応答を繰り返し、その積極性には多くの学ぶべき事を感じた。
19日からのメインセッションは「臨床研究におけるHHS(保健福祉省)OHRP(被験者保護局)の使命」「HIPAA(電子処理、医療保険の携行性と責任に関する法律)の必須条件」「医療機関とCRO、依頼者の義務」「IC実施に関する問題」「FDA監査」など17項目のポイントを「患者登録」「AEレポート・臨床研究の倫理」「プロジェクトマネージメント」などセッションに分けて45名の講師から講演された。
CRC経験を有する参加者が多いためか監査手続きや研究倫理セッションへの出席者が多くみられた。最終日21日は臨床試験の実際に関して説明があった。




所感

ロサンゼルスから車でハイウエーをひた走り、砂漠の山を越えて約3時間。時速120〜160キロは出ていてもスピードを感じないほど広大な大地である。ロサンゼルスの整った緑地を過ぎると薄茶の砂地になっていたところに突如として芝や木々とスプリンクラーが整えられた町並みに迎え入れられた。砂漠にあるオアシスでゴルフ場もいたるところにあるリゾート地だった。空は雲一つない青空が毎日広がり、気温は約40度を越え、わずか数分外にいることも辛くホテルの敷地内でもカートで移動していた。(私は冷房がきつく感じたので講義の合間に庭へ出たりしていたが…。)

参加者は学びたいセッションを選び、特にプレカンファレンスでは講義途中でも積極的に質問をして学ぼうとする熱意が感じられた。3日間行われた他のセッションでも講義後の質問も多くされ、時間内に質疑ができないときには廊下や部屋の片隅で講師と直接ディスカッションしている姿も多く見受けられ、日本の会議や研修との違いを随所で感じた。
日本において臨床試験に係わる会議や研修会にいくつか参加してきたが4日間に及ぶものは経験がなく、今回米国において臨床試験の専門職が一同に会する貴重な研修に参加する事ができた。この体験をふまえ、今後のCRC業務に役立てていきたいと考える。

多数の出席者で賑わうセッション。セッションの合間での歓談風景。 多数の出席者で賑わうセッション。セッションの合間での歓談風景。 多数の出席者で賑わうセッション。セッションの合間での歓談風景。

多数の出席者で賑わうセッション。セッションの合間での歓談風景。







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 独立行政法人国立国際医療研究センター/治験管理室 National Center for Global Health and Medicine / Clinical Trial Management Office

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