学会発表
10.31〜11.1 2003
治験業務に関する研修マニュアルの標準化 in Sapporo
児島里美 吉田メイ子 和泉啓司郎 吉野信次 岡崎修 上村直実

当センターでは、平成11年に治験管理室を開設以来、医薬品機構主催の治験コーディネーター養成研修をはじめ、日本看護協会、薬学部学生等の実習を受け入れてきた。CRCが役割を発揮するためには、実践の場で行われる実習やOJTが重要である。
研修は治験管理室で行っている業務を中心に各担当者が資料作成して研修を進めてきた。研修内容を見直し、研修カリキュラムを基に集約、整理し実習の手引きを編集した。これにより作成された手引きは研修内容を標準化するものとなった。




目的

治験に関する実習生を受け入れるにあたり、研修カリキュラムにあわせ各担当者が作成してきた資料を集約、整理して研修内容の充実及び標準化を図る。



方法

1.研修カリキュラムの見直し
2.研修項目の分類
3.資料を追加し、手引きの作成
4.手引きを使用した実習生を対象に実習直後、3ヵ月後アンケートを実施



結果

1.研修手引きの項目・分類
  ☆ 研修カリキュラム
  ☆ 治験事務局業務
  ☆ 治験コーディネーター業務
  ☆ 治験薬管理業務
  ☆ 研修(研修案内 資料等)
2.研修資料の追加
  ☆ 補償のフロー
  ☆ 補償のサマリー

実習の手引き

実習の手引き

3.研修終了時研修生からの意見
実際に見学した内容(CRC業務、治験薬管理)については「参考になった」、治験事務局業務は「どちらともいえない」が大半だった。手引きがあることで「研修中事前の準備や振り返りに活用できる」や「治験管理室開設に向けた事前準備に使いたい」といった意見あった。
4.研修生に示したい内容とその資料を載せることで経験の浅いスタッフでも対応が可能である。



考察

1.

治験業務を実習で学ぶためには施設における規定、業務マニュアルがあることにより、実習で学んでいることの意味づけを認識しやすく、実習終了後の振り返りの材料とすることが可能である

2.

手引きは実習を受ける側と実習する側両者が共通の資料を持つことで実習生はどこまで自分が学んでいるのか確認でき、指導者側も指導方法を振り返りやすい。

3.

残された課題として、研修生のアンケート結果から研修日程や手引きの内容を評価していく必要がある。



まとめ

平成9年に新GCPが施行された後、CRCは質の高い治験を行うための専門職としての位置を確立している。
国は今年4月に平成17年度までにCRCを5000人養成することを公表している。質の高いCRCを早期に育成するためには充実した研修を提供していく必要がある。このためには各実習施設における手引き作成等、研修内容の標準化が急務である。

ミーティング風景






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 独立行政法人国立国際医療研究センター/治験管理室 National Center for Global Health and Medicine / Clinical Trial Management Office

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