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BPPのシンポジウムでは、患者中心の薬剤師業務、患者とのコミュニケーションを中心とした内容であった。
シンポジウムはアメリカ薬剤師会(ASHP)の薬剤師からの「薬剤師は『調合師』という役割だけで良いと思っていてはいけない。変革していかないと世間は薬剤師がいなくてもよいと思ってしまう」という内容の講演で始まった。
各国の薬剤師から下記の内容のシンポジウムがあった。
[FIPの情報部会(オランダ)のHan de Gier氏 ]
医療は患者を中心に提供すべきで、時には患者の個性を尊重することも重要である。これらは薬剤師の業務を超えていることもあるが、患者のニーズに応えなければいけない。また、ただ情報を与えるだけではなく、ある程度患者の状況を把握し、情報提供もコントロールしなければならない。
[台湾のMei-Ling Hsiao氏]
開局薬剤師はビジネスに走りがちであるが、『何でも屋』ではなく、プロ意識をもって行うべきである。
[フィンランドの大学の薬剤師]
薬剤師は患者と良いコミュニケーションをとらなければならないが、それに関するプログラムがあまり発達していない。薬剤師と患者の典型的な会話では、薬剤師は質問をしても、その患者からの返事からどのように対応すべきかを学んでいないので、患者が情報を求めてもそれに応じきれない場合が多い。患者さん中心の薬物治療をどのようなプログラムで開発していくべきなのか。それらは薬剤師自身が開発していかなければならない。
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[オーストラリア薬剤師会]
開局薬剤師を対象としたトレーニングの紹介があった。
これはPseudo-Patron Methodと呼ばれる模擬患者による薬局訪問トレーニングというものであった。模擬患者が薬を購入し、その後薬局の外で教員に接客対応等を報告、教員が薬局にアドバイスをするというトレーニング方法である。模擬患者が薬局で薬を購入後教員が入っていくまでの時間はわずか10分程度であり、フィードバックは即時に行われるとのことであった。
[イギリスの薬剤師]
『薬剤師は何をすべきか、患者のプロフィールを熟知し、必要なら低コストになるようにすべきである。また、知っているだけでは不十分、やる気だけがあっても不十分、実行しないといけない。』という言葉から始まるエラー、ミスに関する講演であった。薬剤投与の10%、件数としては1年に850,000件の有害事象が起こっている。KCL投与に関しては、薬剤師が関与することによりミスが27%減少したとの報告であった。同じメーカーの薬剤の場合、パッケージが似ており、他剤と区別がつかないパッケージが多い。イギリスの場合は、似たようなパッケージは禁止となっている。薬剤のパッケージ・ラベルを研究していくことが望ましい。
その他、シンガポール航空マネージャーから航空会社の視点からのサービスというユニークなシンポジウムもあった。
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